初めてのキャンプはふもとっぱらへ|レブル250とノースフェイス・エバカーゴ2で過ごす富士の夜

初めてのキャンプはふもとっぱらへ|レブル250とノースフェイス・エバカーゴ2で過ごす富士の夜

初めてのキャンプ地に選んだのは、富士山の大パノラマが広がるふもとっぱらキャンプ場
相棒はレブル250、テントはノースフェイス「エバカーゴ2」
「初心者でも本当に大丈夫?」という不安を抱えつつ、富士の麓で体験した“最初の一歩”を、準備・設営・過ごし方まで具体的に残しておく。

なぜ初キャンプにふもとっぱらを選んだか

humotoppara
到着後のふもとっぱらキャンプ場
  • 広い芝生サイトで設営しやすい
  • トイレ・水場・売店など設備が整っていて初心者でも安心(※お風呂があるのもポイント)
  • 正面に現れる富士山の圧倒的な景色がモチベを上げてくれる

…といろいろ理由はあるけれど、やっぱりここはキャンプの聖地
キャンパーデビューで一度は行ってみたかった、というのが本音。


ふもとっぱらキャンプ場の予約について

人気ゆえに予約は争奪戦
開始直後はアクセス制限がかかることもあり、気づいたら埋まっている…は“あるある”。

予約を取るコツ(実体験)

  • 予約枠が多い分、キャンセルも多め:こまめにサイトを見ると空きが出やすい
  • 数日前にキャンセルが出る確率が高い:直前チェックで拾えることが多い

初回以降、何度か訪れているが取れなかったことはない。焦らず機会を狙えばOK。


レブル250の積載と持ち物(初心者向け最小セット)

BikeCarry
レブル250と荷物たち

今回はサイドバッグ+リアキャリア+肩掛けバッグに最小限のギア。
初めてのバイクキャンプは、軽く・少なく・シンプルにが正解。
…とはいえ、あれもこれも持っていきたくなるのがサガ。ロマンアイテムは無理のない範囲で

持っていったもの(基本)

  • テント:ノースフェイス「エバカーゴ2」
  • スリーピング:エアマット/寝袋(季節に合わせた快適温度)

    ※エアマットはコンパクトだけどキュッキュッ音がなって気になった・・・

  • イス/テーブル:コンパクト収納のもの
  • 焚き火台:TokyoCamp パチグリル「HAKOSUKA」+着火具
  • クッカー:シングルバーナー+クッカー一式(湯沸かし&簡単調理)
  • ライト:ランタン2個(手元用+サイト用)
  • その他:軍手、救急セット、モバイルバッテリー

※細かい持ち物は別記事でまとめ予定。


バイク用バッグはこれ一択:タナックス MOTOFIZZ「キャンピングシートバッグ2」

圧倒的にオススメ 可変容量59〜75Lで、ソロ〜積載多めまで1つで幅広く対応。
レインカバーや固定ベルトが標準付属で、届いたその日から運用できる。
サイズの目安は350(H)×620(W)×350(D)mm(拡張で横幅が伸びる)、重量は約3.7kg

推す理由(3つ)

  • 出し入れが速い:上に荷物があっても両サイドオープンでアクセス可
  • 雨対策が最初から揃う:レインカバー/固定ベルト/ショルダー付属
  • 容量に“伸びしろ”59→75L可変で、帰りの荷物増にも強い

コツ:車種や積載バランスにもよるが、初回は59L固定でパッキングすると安定しやすい。

商品リンクはコチラから


初めてのテント設営!大苦戦のエバカーゴ2

everCargo
夕焼けとエバカーゴ2

想定以上の渋滞で到着は14時。ここから設営スタート。
エバカーゴ2は構造こそシンプルだが、“初めて”は普通にむずかしい
テンションMAXで広げたものの、どこから手を付けるか迷子に。
さらにふもとっぱらは風が強いことでも有名。フライがあおられて大苦戦…。
ここからは公式手順に沿って整えた“次回以降の自分へのメモ”。

失敗から学んだ結論

  • 説明書は事前に読んでおく
  • どんな簡単なテントでも初回の設営には1時間を見込んでおく
  • 自立しないテントのため四隅を“先に”仮固定してからポールを通す(風対策が最優先)

正直、設営完了まで体感90分。
でもコツを掴めば次回は30分以内まで短縮できると思う。

手順(初心者向け・やり直し防止版)

  1. フライを地面に広げる(向きと入口を決める)
    芝の上にフライをばさっと広げた瞬間、富士山がドンと正面に。
    風上と富士山の向きを先に決め、入口は「景色が切り取れる角度」に固定。
  2. ポールをスリーブに通す(色分けを確認)
    色分けされたポールをそれぞれのスリーブへ。ここは丁寧さが命。
    ポールがうまくハマらず、力任せにしがち。壊れるんじゃないかって思うけど、以外と大丈夫
    片側ずつ角度を作って差し込む。無理に押さず、斜めに“逃がし”を作るとスッと入る。
  3. ポールを起こして四隅をペグダウン×4(最初の固定)
    フレームを立ち上げると一気に“テント感”。
    起こす前に四隅の位置目印を作り、立てた直後に四隅を即固定。土台が決まると後が楽。
  4. クリップを順番にポールへ掛ける
    クリップをカチカチと掛けていくと、輪郭が整っていくのが気持ちいい。
  5. ファスナーを“閉めたまま”外周を追加ペグダウン
    入口は閉めて、外周を順番に固定していく。
    入口は閉じた状態で固定。もし歪んだら、対角線のロープを軽く張って→全体を均等締めで即改善。
    少しシワなどできるが、初回は気にしない。気にすると時間がかかりすぎる。
  6. ガイラインを取り付け→テンション調整(風対策)
    風が出てきたので、まずは風上側から。
    風上側のガイを最優先で張る。必要なら荷物を仮ウェイトにして落ち着かせる。
  7. インナーテントを“後から”吊り下げる
    初回はシェルター運用が楽だけど、せっかくなのでインナーテントを張ってみた。

焚き火と星空:ふもとっぱらの夕方

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どたばた設営が終わって時計を見ると17時。思った以上に時間を使っていた。
TokyoCamp パチグリルと言われている「HAKOSUKA」に着火。
薄いフレームが熱で色づき、小枝がパチパチと弾ける。
風が落ち着いた瞬間、炎が素直に立ち上がり、湯気の向こうに富士山のシルエット。

最高の瞬間だった。

夜に戸惑ったこと

  • 気温差:標高が高いこともあり、想像以上に夜は冷えた → 防寒は+1枚
  • 照明の配置:サイト全体は小型ランタンと手元用のコンパクトなライトがオススメ。
  • 結露:就寝前にベンチレーションを少し開けると湿気が抜ける。

HAKOSUKAの使い心地メモ

  • 組み立てが直感的で、薄暮の時間でもサッと展開できた。
  • 小枝〜細薪で育てると安定。最初は少量で火床→徐々に太めへ。
  • 焚き火後は完全消火→灰の片付けまでをセットで。風がある日は火の粉に要注意。
  • キャンパーのマナー「焚き火シート」も忘れずに。ダイソーがコスパとクオリティでおすすめ。

ミニ比較:HAKOSUKA vs ピコグリル398

使い勝手は体感ほぼ同等。HAKOSUKAは価格が安く導入しやすい

項目

HAKOSUKA

ピコグリル398

収納サイズ

A4相当

A4相当(約33.5×23.5×1cm)

重量

985g(ステンレス)※軽量モデルで約560g

365g

価格目安

約¥5,000〜

約¥15,000〜16,000


ソロキャンプのご飯

焚き火が落ち着いたところで、まずは焼肉

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焚き火と肉

焚き火台に合うプレートを使って、簡単・うまい・最高のキャンプ飯。

次は炊き込みご飯に挑戦。バーナー+スノピのクッカーを用意して、無印良品のキットで炊いてみたが…
この日は風が強く火が暴れ、所定時間で炊いたら固めに。
学び:風防は必須。次回は風防&火加減を見て時間も調整する。

余談:到着後の昼食はカップラーメンが正解。簡単で温まる、そして旨い。


富士山の朝と撤収で気づいたこと

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朝の一杯

夜明け、テント越しの光で目が覚める。外はうっすら霧。
雲が切れた瞬間、富士山が顔を出した。コーヒーをひと口。
いろいろ大変だったけれど、「来てよかった」と心から思えた。

撤収で学んだ3つ

  1. 片付け順:濡れ物→乾拭き→小物→最後にフライ
  2. 砂・芝対策:テント底は軽く払ってから畳むと帰宅後が楽
  3. 写真は先に:富士山は一瞬で表情が変わる。撤収前に“記念の一枚”

撤収のコツ

  • 1〜2時間かかる想定で逆算(チェックアウトに焦らない)
  • 夜のうちに翌朝使わない物を片づけておくと朝がラク
  • 少しずつ収納してサイトを整えながら進める


これから行く初心者へのアドバイス

おすすめミニチェック

  • 防寒:季節+1枚、ネックウォーマー or フリース
  • 到着時間:渋滞を考慮し、13時到着を目安に安全運転
  • テント設営動画を事前視聴(当日の迷いを減らす)
  • 食事:初回は凝りすぎない。簡単メニューが安心
  • 焚き火:準備・撤収に時間がかかる。無理にやらない選択もアリ
  • 必携ウェットティッシュ
  • サイト選び水はけが良い場所(窪地は回避)/風向き&富士山の見え方を両立
  • 立地の好み:トイレ至近はファミリーで混みがち。少し離れた静かな場がオススメ

サイト選びのコツ

  • 水はけの良い場所(低地・窪地は避ける)
  • 風向き富士山の見え方を両立(開口はビュー側へ)
  • トイレの近くはファミリーで混むので、少し離れた静かなところが個人的にはオススメ。

旅を「移動ごと楽しむ」なら、夜に出発して朝に着くフェリー旅とも相性が良い。
👉 関連: 寝ている間に本州を離れ、朝には北海道の大地へ。

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